夏休み旅記⑨
夏休み旅記も⑨まで来ましたが、まだ2日目ですw
この感じだと旅記数どれくらいまでいくのか…。
さぁ「鈴鹿園」に到着しました!
行きたい行きたいと思っていた所なので、期待に胸を膨らませながらお店に入りました。
テーブルに着くと、早速興奮!
石がドーーーーンとお出迎え。
この石で焼くのです♪
もうこの時点でニンマリ。
平日の15時くらいというのもありほぼ貸し切り状態でラッキー!
女将さんに注文(コース料理がおすすめ)を済ませたら、お通し的なものが出てきました。
ハヤ(川魚)の甘露煮。
これ、食べだしたら止まらなかった。
骨まで難なくパクパク食べられ、ビールとの相性が最高MAXでした!感動♪
ハヤの甘露煮で料理を待つ。
待ちながら外を眺める。
ハヤを食べる。
ビールを飲む。
また外を眺める。
ぷしゅ〜
最高のロケーションです。
しばらくすると前菜がやって来た。
ピクルスやら渋皮煮やら、前菜からレベルの高いこと高いこと。
この時点でもうトリコですww
すでにメロメロ状態の中、次の食材がやって来た。
うん、やって来ちゃったね!肉だよ肉ー!
シカ肉・イノシシ肉・鶏肉と、野菜盛り。
来たねー山の幸!
もうヨダレがさ、準備万端の合図をだしてきているんですよーww
そして共にやって来たのがコレ↓
行者ニンニクたれ(左)と味噌ダレ(右)
左の行者ニンニクたれがホントめっちゃ美味しかった!
行者にんにくとは
昔から山菜として食用されていた植物で、北海道、東北に多くみられ特にアイヌに親しまれていたことからアイヌネギとも呼ばれます。名前の由来は、山にこもる修験道の行者が食べたことが始まりのようです。ニンニクよりもアリシンを豊富に含んでおり、抗菌作用やビタミンB1活性を持続させ、血圧の安定、視力の衰えを抑制する効果があるといわれている優れた健康食品です。(鈴加園のホームページより)
こんだけのパワーが詰まった行者ニンニクたれと、大自然のパワーそのものの食材がコラボしたらコレはもうパワースポットそのものでしかないよね!
「あー贅沢だ。あー贅沢だ」
と思いながら箸をすすめていたら、お待たせ致しましたと次なる刺客がやって来た。
はい来たコレだよ。
コレだけでも満足出来るってヤツよ。
んでもって味がまた優しいのよ。
最高♪どんだけもてなすの?
と思っていたらコレだ。
「椎茸が焼けましたのでお召し上がり下さい」
来たー!おーもーてーなーしー!!
鈴加園ファームで自家栽培している椎茸を、そっと焼いて出してくれた。
もうね、たまらんよ!たまらんのよ!
美味しすぎてため息がでるー!
今回頼んだ「勘定元コース」
一人前¥3000(税抜)
このクオリティでこれ、マジで安い。
お酒を2杯飲んでも約¥4000でした。
お会計をお願いしたら「まだお時間ありますか?」と聞かれ「電車があと20分で来るのでそれまでなら」と答えると、「車で駅まで送りますのでデザート食べて行って下さい」と、これまた鈴加園ファームで作っている果物を使ったデザートを出してくれた。
もうね、嬉しさで泣きそうになったよ俺は…ww
車で送って頂きながら女将さんと話しをした「秩父って良いところですね」と、すると「そうですか?私らには分かりませんけどねーw」女将さんは言った。
そうなのだ。住む人間にとっては当たり前のことで、当たり前のことを当たり前にしているだけなのだ。
でもそれで良い。その当たり前のことを当たり前に出来ることが重要であって、都会の距離感に慣れてしまうとやはりこの当たり前に触れたくなる。
間も無く駅に着く。
車内の、5分とないこの時間がとてもゆっくりと感じた。
車を降り、鈴加園に帰ってゆく女将さんを見送り、改札に向かって歩いて行くと、駅側から来た女の子(中学生かな?)が、まるで息をするかの如く「こんにちわ」と言って僕の横を通り過ぎていった。
本当に感動した。
僕が育った昭和の終わり頃の時間がブワッとやって来た気がした。この場所は、古き良き部分を確実に内包しているのだ。
感動した分リアクションが少し遅れたが、普段の100倍くらい良いテンションでその子の背中に「こんちゃー!」とレーザービームの如く良い返球をしたのだった。
-続く-